夏の間きれいに咲いてくれていたお花たちも、秋風が吹き、涼しくなってくると同時に元気がなくなって来ました。来年用に種を取り、植え替えのためにすべて撤去しました。
縁日の準備で大忙しの日々ですが、ここで少しお休みをして、今回は花壇にまく「種だんご」を作りました。
「種だんご」とは・・・
2011年の東日本大震災の復興支援活動の一環で作られるようになり、だんごにするので、風で飛ばされたり、雨で種が流されにくいというメリットがあります。細かな作業が苦手な高齢者にとって小さな種まきは難しいことが多いですが、これは土のおだんごに種をつけるので楽に行えます。泥遊び感覚で行え、作りながら他の方との交流なども楽しめます。
今回使用した種はカスミソウ(ピンク)、葉ボタン、アグロステンマ、ヤグルマギク、ノースポール、キンセンカ、ネモフィラです。
デイケア、2階・3階の利用者様と一緒に作成しました。
大きな土のお団子を10個の小さなおだんごに分けます。
そこに肥料などを入れてまた丸め、おだんごの表面に種をつけて種だんごの完成です!
「白玉だんごを作っているみたいね。懐かしい」
「和菓子屋さんに修行に行かないとね」
「子供のころ、よく土のおだんご作って遊んだね」
などなど、お話をしながら、皆さん慣れた手つきで土のおだんごを作って丸めてくださいました😊
種だんごを作るのは初めてとの事で、多くの方が園芸療法士の説明を真剣に聞いてくださっていました✨
作成後、早速皆さんと種だんごを花壇にまきに行きました。
おだんごを花壇に向けて投げていきます。
はじめは皆さん恐る恐るという感じで優しーくそっと土の上に置きに行こうとされていましたが・・・「投げていいんですよ」との園芸療法士の声掛けに、今度は種だんごが壊れるくらいの力強さで投げ始め・・・(;゚Д゚)!
何個か投げているうちに、中間ぐらいの力で投げて下さるようになりました(^^;
「スポーツはしたことはありません」と言いながらも見事な投球フォームを披露してくださる方もいらっしゃいました!(^^)!
「久しぶりに外へ出た。風が気持ちいいね「柿が赤くなってるね!」と、久々のお散歩を楽しまれていらっしゃいました。
6月にデイケアの利用者様に書いていただいた看板を取り付けました!
作成後、数日後には芽が出始め、
1週間後にはたくさん芽が出てきました🌱
開花は早いものは2月下旬ごろから咲き始める予定です。その後は5月下旬ごろまで色とりどりの花が楽しめる予定です。
日々のお手入れをしながら大事に育てていきたいと思います。
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